感染症MERSについて

2019年06月04日
カプセルを持っている男性

MERSは2015年6月頃に爆発的に流行した感染症です。
感染症として認知され始めたのは2013年5月ごろだったのですが、その様子が大きく変わったのが2014年5月ごろです。
この頃になるとサウジアラビアでの爆発的感染が見られるようになり、2015年5月に韓国でも感染者、死亡者が確認されるようになりました。
感染症としての特徴は主症状として肺炎の症状が見受けられることと、その死亡率が40~50%程度と極めて高いことです。
加えて特徴的なこととなるのが感染方法が詳細に判明しているわけではないことです。
人から人に感染するために危険性が高いというような見方もされていましたが実際に人から人への感染力は弱いのではないかという指摘が主流となり、日本のように衛生・医療が高い水準にある国であれば適切な対処を取れば問題ないとされています。

ここまでで述べた感染症としての特徴をまとめると「人から人への感染リスクは小さいものの極めて死亡率が高い危険な感染症である」ということになります。
さて、では話の方向を少し変えて、どうしてここまで話題になったのかというと、やはりこれは韓国に感染が広まったことが大きいでしょう。

韓国と日本は地理的に非常に近い距離にあり、多くの観光客が行き来しています。
その中でもしもインフルエンザのように強力な感染力を持つ感染症が発生したということになれば日本でパンデミックが発生、大量の死者が出るリスクが少なからずありました。
現実としては幸いにもそういったことにはなりませんでしたが、しかし感染症の恐ろしさを知るということでは重要な例です。
こうした新たに確認される病気に関しては「早く知って対策する」ということが重要になりますから、情報に関してはなるべく常に最新のものを仕入れるようにしましょう。